資産運用情報館

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リスクが異なると運用成果はどう変わるのか?

リスクを取らなければ資産形成をもたらすリターンは得られない時代へ

長寿化が進む中で、老後の資産形成のために、「お金にも働いてもらう」ことが大切になってきています。しかし、現状において預貯金で資産形成をすることは難しい状況となっています。日銀の「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(2017年1月13日)」によれば定期預金の利率(定期預金の預入期間別平均利率、預入期間10年、3百万円未満)は0.024%です。複利運用は長期投資で効果を発揮するとしても、この利率では「72の法則」で概算すると、資産を2倍にするには3000年という期間がかかってしまうからです。一方で、もしも5%のリターンで複利運用できた場合、わずか14年程度で資産を2倍にすることが可能です。ここにリスクを取ってでも、リターンを高める必要性があります。

しかしながら、資産形成のためにはいたずらにリスクを増やして、リターンを高めればよいというものではありません。リスクはリターンの源泉であるとともに、あなたの資産を台無しにしかねない可能性も秘めているためです。そこで、リスクが運用成果にどのような影響を与えるのかを当投資シミュレーションを用いて具体的に確認してみましょう。

リスクを増やした時に運用成果がどうなるかを具体的な数値で知る

図表は当投資シミュレーションで初期投資額100万円を(毎月積立額は0万円)とし、リターン5%で10年間運用した場合に期待できる運用成果のシミュレーションをリスク水準別に表したものになります。リスク(年率)が0%の時は図表の一番左となり、100万円の投資額は10年後に162万円になり、上にも下にも運用成果は振れません。これは利率5%の預貯金(無リスク資産)で複利運用したのと同じ意味となります。しかしながら、このような投資(貯蓄)を実行することは現状においては不可能です。

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リスクを増すにつれ、運用成果は図表の右側に推移していき、良かった場合と悪かった場合で運用成果の幅が広くなるとともに、平均的な場合に期待できる運用成果は徐々に下がっていきます。具体的に言うと、100万円の投資額は、リスク(年率)10%の時の平均的な場合で155万円となり、リスク(年率)20%の時の平均的な場合で136万円まで下がります。

一方で、下位10%や30%の場合の下振れ額に比べて、上位10%や30%の場合の上振れ額が大きいこともリスクを増やした時の特徴になります。例えば、リスク(年率)10%の時を考えると、下位10%の場合に100万円の投資額は104万円程度(平均的な場合である155万円と比べて33%少ない)に留まりますが、上位10%の場合に100万円の投資額は232万円(平均的な場合である155万円と比べて50%多い)となります。

リスクを「取るか」「取らないか」ではなく、どの程度のリスクを取るかが問題

頭ではリスクを取らないと資産形成はできないことを理解できていても、実際にリスクを取ることに二の足を踏む方も多いかと思います。しかしながら、リスクと一言で言っても、その水準によって期待される投資成果は上記のように大きく異なってきます。当投資シミュレーションを使用して、お客さまが第一歩を踏み出すことのできるリスクの水準や、お客さまが目標とするリターンに見合うリスクの水準について、考えてみてはいかがでしょうか?

●当資料は、明治安田アセットマネジメント株式会社がお客さまの投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。また、法令にもとづく開示書類(目論見書等)ではありません。当資料は当社の個々のファンドの運用に影響を与えるものではありません。●当資料は、信頼できると判断した情報等にもとづき作成していますが、内容の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料の内容は作成日における当社の見解に基づいており、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。また予告なしに変更することもあります。●投資に関する最終的な決定は、お客さま自身の判断でなさるようにお願いいたします。

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