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リスク・リターン分析で理解する分散投資の効果

投資信託のメリットの代表格である分散投資

投資信託のメリットとして、少額でも分散投資できることがあげられます。実際に、一般社団法人投資信託協会の「投資信託に関するアンケート調査報告書-2016年(平成28年)」によれば、投資信託を他の金融商品と比較した場合に優れている点として、「少額でも分散投資ができる」をあげた人は最も多くなりました。

しかしながら、実際に分散投資によってどれぐらい恩恵を得たかという点を具体的に理解・把握している方は少ないと思われます。なぜなら、分散投資の効果を測定するには、相関係数などの一定の統計学の知識が必要となるためです。

当リスク・リターン分析は、各資産の合成指数や実際のファンドを指定することで、保有資産全体のリスクとリターンを即座に計算することができるツールですが、当リスク・リターン分析を使って、分散投資の効果を簡単に確認することもできます。

リスク・リターン分析で実際の分散効果を確かめてみましょう

例えば、海外債券と国内REITを100万円ずつ保有している人がいるとします。この人は海外債券だけを200万円保有していた場合、もしくは国内REITだけを200万円保有していた場合と比べて、どれだけ分散効果の恩恵を得たでしょうか。その場合、まず当リスク・リターン分析の上段にある『資産構成を入力』の「現在」の資産構成に、海外債券100万円、国内REIT100万円を入力します(以下、「現在の資産構成」といいます)。さらに、当リスク・リターン分析のページの中段にある『リスクとリターン』の「追加・削除」から、海外債券と国内REITを選択します。すると、表示期間を「過去3年(2013年12月30日~2016年12月30日)」とした場合、図表のように分析結果が表示されます。

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現在の資産構成のリターンは、海外債券のみの場合と国内REITのみの場合の平均値となりました。一方、現在の資産構成のリスクは、元々国内REITに比べてリスクの低い海外債券よりもさらに低い水準にまで抑えられました。このリスク抑制分が分散投資の効果と呼ばれるものとなります。

ファンドの買い増しを考えるのであれば分散効果を考慮するのが合理的

分散投資の効果は、計測する時期によって異なってきます。実際に上記のケースにおいて、過去5年実績(2011年12月30日~2016年12月30日)や過去10年実績(2006年12月29日~2016年12月30日)では、現在の資産構成のリスクは、海外債券のみの場合のリスク水準よりは高くなってしまいます(それでも、海外債券のみの場合と国内REITのみの場合のリスクの平均値よりは低くなります)。また、運用に際して大切なことは、実績ではなく、将来の分散効果がどれだけ得られるかということです。しかしながら、過去において分散効果が得やすかった組合せは、その後も分散効果が発揮されやすい傾向があるのも事実です。もし、あなたが保有しているファンドに、何か別のファンドを買い増すことを検討しているのであれば、分散効果が発揮されやすいファンドを選ぶというのは、合理的な選択と言えるでしょう。当リスク・リターン分析を用いて、効果的な分散投資を探してみましょう。

●当資料は、明治安田アセットマネジメント株式会社がお客さまの投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。また、法令にもとづく開示書類(目論見書等)ではありません。当資料は当社の個々のファンドの運用に影響を与えるものではありません。●当資料は、信頼できると判断した情報等にもとづき作成していますが、内容の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料の内容は作成日における当社の見解に基づいており、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。また予告なしに変更することもあります。●投資に関する最終的な決定は、お客さま自身の判断でなさるようにお願いいたします。

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